なんで、Armの開発するのにArduinoっていう話ですが、そこにはArmがアーキテクチャの設計だけして、各メーカーがチップに纏めて製造するスタイルが関わっています。
いま関わっている仕事ではPICを使っているのですが、PICはマイコンの中でも非力な変わり者で、安くて入手し易いのは良いのですが、ちょっと複雑なことをさせようとすると色々と問題が出てきます。
そこで、Arm採用して貰いたいのですが、新しい開発環境を導入する必要があるし、ハード設計もいままでの知識が使えないということで、なかなか前に進みません。
更には、Armが複数のメーカーで製造されているため、一度あるメーカーのチップを選択するとそのチップ用の開発環境を使うことになり、他のメーカーのチップに切り替えるのが難しいことが問題になります。
mbedが複数のメーカーが採用しているし、IoT向けにRTOSも組み込んでとても魅力的なのですが、接続がUSBストレージ方式でセキュリティ的に問題なのと、ローカルの開発環境がいまいちなので二の足を踏んでいました。
色々悩んでいるときに、テスト用にArduino IDEがインストールされていることを思い出して、調べてみると、Arduino DUE、M0、M0 PROと Arm Cortex-Mのボードが販売されていました。
また、Atmel以外のSTMやNXP、KinetisなどのMCUにも XXduinoという、Arduino API(?)を組み込む記事が沢山あり、Arduino IDEを中心に色々なMCUを使うことが出来そうなことが分かってきました。Arduino IDEなら、PICしか触ったことがない人でも試して貰えそうです。
ということで、とりあえずは本家のArduino DUE(互換機)を購入して、開発環境を試してみることにしました。
とりあえず本家は高いので、購入したのは Kuman Due SAM3X8E 互換ボードです。
インストールしていたArduino IDEのボードマネージャでDUEを検索して、インストールするとArduino DUEが選択できるようになり、スケッチ例のBlinkを動かすことが出来ました。
ただし、Native USB Portでは書き込めるのですが、Programing Portでは「No debice found」と言われてしまいます。(調査中)
Arduino IDEのエディタはいまいちなので、ついでにVisual Studio CodeとExtension for Arduinoを入れて、コンパイルと書き込みがこちらから出来る様にしました。
追記:Programing Portの問題は、Erase釦を押してから書き込むと正常に終了しました。
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